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対象物を実際によく見て、肉眼では認識不可能な細かい作業を高倍率に拡大して行います。
従来の歯科治療では、あまり良く見えない物を感覚に頼って治療する事が一般的でした。その結果直る物も直らなかったり・・・。
手術用顕微鏡を使わない脳外科、心臓外科手術を想像してみて下さい。恐くないですか?
通常の視力をはるかに超えた明るくて(キセノン光源での術野の照射)拡大倍率の大きな術野で(最大20倍以上)処置を行うことにより、
対象となる術野がよく見えて、最小限の侵襲ですむため、治癒も早く、健康的で、審美的な状態を維持できます。
また治療の経過、before&after等が顕微鏡に設置されたデジタル一眼レフカメラにて記録され、
27インチiMacの画面によって映し出されます。よって口腔内の状態や治療の経過などを
御自身のお口の中で何が行われているのかを、患者さま御自身で確認していただくことが可能となります。
右の画像は、従来の肉眼での術野では確認する事の出来なかった、第4根管がはっきりと見えている顕微鏡での術野。
約50年前 | 1953年に耳鼻科で初めて手術用顕微鏡が使用される。 |
1960年代には眼科、脳神経外科にて使用。 | 1980年代には形成外科、整形外科、婦人科にて使用。 |
1990年代に歯科における顕微鏡利用が本格化。 | 現在では欧米を中心に虫歯治療、歯周病治療などにおいて使用される |
当院では手術用顕微鏡のパイオニアであるドイツのカールツァイス社製:pico MORAという機種を用いております。
世界トップクラスの精度を誇る高性能な顕微鏡。
MORAインターフェースとよばれる特殊な可動機構を搭載しているため、従来のようにミラーを介しての反射像としてみるのではなく、顕微鏡にて直視像にて術野を観察するので、治療精度が飛躍的に向上し、治療時間の短縮にも繋がります。
歯を削る虫歯治療、根管治療(歯の神経の治療)、補綴治療(被せ物の治療)、歯周病治療、インプラント治療など、
ほとんどすべての歯科治療において肉眼でおこなう従来の歯科治療よりも精度の高い治療が可能になります。
悪い所だけを削り健康な歯質を最大限に保存することが可能です。
削った穴を段差なく確実に封鎖することは虫歯の再発予防にとても大切。
顕微鏡治療では削った穴を詰める際も高倍率で処置をおこなうことが出来るので、
肉眼ではわからないようなわずかな段差もないように精密に治療をすることができます。
その結果、虫歯の再発を抑制する事に繋がります。
顕微鏡が一番活躍する場面かもしれません。
従来の根管治療(歯の神経の治療)はレントゲン写真を見ながら歯の内部をイメージし、
手探りでおこなっていました。
さらに、歯の神経は非常に細く(直径約0.02mm)、歯根の中で複雑に分岐している場合もあるため、
実はとても緻密で難しい治療だったのです。
一般的に大きな病巣のある根管治療の成功率は60%程だといわれています。
顕微鏡治療によって成功率が格段にアップしました。すでにアメリカの専門医(Endodontist)には
1998年よりマイクロスコープを使った治療技術の修得が義務づけられているくらいです。
審美歯科は美しさと共に精度がとわれる治療です。適切な審美歯科治療を達成するためには30~40ミクロン以下の精度が求められます。
しかし、肉眼にたよった従来の歯科治療では、精度に限界があります。
マイクロスコープを使用した顕微鏡治療では、数ミクロン単位での精度の高い美しい歯科治療が可能になります。
顕微鏡下で手術をおこなうことで、非常に小さな手術器具を用いることが可能になりました。
肉眼での手術より傷口が小さく、髪の毛よりも細い糸で縫合をすることにより術後の痛みや不快感をおさえることができ、
早く綺麗に傷口が治ります。
このマイクロサージェリーは、すでに脳外科や心臓外科など精度を求められる外科手術で当たり前の事としておこなわれています。
※現在、マイクロスコープの使用は基本的に「自費診療」のみとさせていただいております。
但し、当院では「保険診療」においてもなるべく治療のクオリテイを保つ為に、約3倍の拡大ルーペ(独ハイネ社)を使用してます。
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